竹井のFITNESS奮闘記〜30年のSTORY-5 【憧れのアメリカ】

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【憧れのアメリカ】

30年のSTORY-4 からの続き (STORY-1はこちら)

アメリカには、ずっと憧れがあり(今でも)

社員時代には

初めての海外旅行

も経験。

1人でロサンゼルスへエアロビクスのスタジオ巡りへ!

今考えるとちょっと無謀だったかと思いますが、

思い立ったらすぐ行動!!

同年代のインストラクターならご存じなのでは?
マーティンヘンリースタジオ

エアロビクスのフリーインストラクターになることを虎視眈々と狙っていた私は

本場のフィットネスを体験すべく、ひとりぼっち研修ツアーを敢行しました。

格安ツアーで行ったので、ホテルは指定できず。

ホテルとフィットネススタジオが多くある街まではランニングで1時間ほどでした。

当時はインターネットもなく、またアメリカの移動手段は

タクシー=ぼったくられる

バス=怖い

と思っていたので、朝早くからのスタジオレッスンを受けるために、

毎日「HOLLYWOOD」のサインを横目にランニングで移動。

3レッスン受けて、またランニングでホテルに戻るという過酷な旅でした 

(カラダがしんどくて3日目くらいにはもう帰国したくなりました…)

このような道を毎日片道1時間かけて走っていました(^^;;

この旅では、日本とはフィットネスに対する考え方が根本的に違うと感じました。

例えば、日本でのレッスンであれば、みんながみんな同じ動きをするのが当たり前ですが、アメリカでは、レッスンを受けながらも自分の動きたいように動く。 

自分に「fit」した運動をする

という考えが、根底にある。言い換えれば

アメリカのフィットネスの参加者は能動的

それに対して日本は受動的

という印象を受けました。

保険制度のあり方も影響を与えているのかとも思います。

アメリカは病気になる前に運動

日本はお医者さんに言われてから運動

という方が多いのかと。

最近はだいぶ変わってきたと思いますが、まだまだ、

病気の予防

としてフィットネスをしている方は少ない印象があります。

ここの意識改革の啓蒙が私のこれからの使命の一つのように感じます。

スタジオ巡りツアーの最終日に初NBA観戦

余談ですが、この旅の数ヶ月後には、父親に誘われて2人でオーロラを見る旅で北欧にも行きました(^^)

旅行中に「ご兄弟ですか?」と言われたのは衝撃でした。

父親が若かったのか、私が老けていたのか?

そんな父親は80歳の今も元気で、毎日6階の階段を上り下り、腕立て伏せもして

能動的にフィットネスしてます!尊敬です!

退社後には

フィットネス武者修行

ニューヨークに3か月間滞在しました。

滞在資金として、愛車のミニクーパーを売り払いました(涙)

初めて購入した愛車

まずは語学学校とフィットネスクラブ(CRUNCH クランチ)に入会し、ニューヨークでの生活がスタートしました。

マンハッタン中のフィットネススタジオを巡るために、マウンテンバイクを購入。

そしてイエローページで調べまくって、スタジオに行っては

「Do you have a trial ticket? 」と聞きまわり、可能な限り、色々な施設でレッスンを受けました。

あるクラブでトレーニングをした後にクラブの外にでると、なんと自転車の前輪だけがない…盗まれました…

自転車屋に持って行ったら自転車屋さんのおっちゃんに「やられたか」と笑われたのを今でも覚えてます。

その経験から、海外ではかなり用心深くなりました。

「自分の身は自分で守る」

安全な日本にいるとこの意識が薄れてしまいます。

この安全な日本(保険に守られている)の環境が

健康に対して受動的な考えの根底にあるのかとも感じます。

この武者修行の3か月の間には

・ニューヨーク到着初日に不動産の方に夜の街に連れて行かれる(ビビりまくって楽しむことができず)

・お金もなく、毎日50セントのホットドッグを食べて生活(せっかくトレーニングしていたのに完全にタンパク質不足)

・日本人ばかりのクラスだったので英語は上達せず(いつ本気になることやら)

・セントラル・パークでローラーブレードをしている時に、自転車と激突(相手が優しい方だったのが救いでした)

・スタジオを探している時に自転車でかなり危険な地域に迷い込む(生きた心地なし)

などなど、色々と経験しました(^^;;

こんな経験を経て、いよいよエアロビクスフリーインストラクターとしての生活が始まります。

STORY-6 に続く

・現在地はこちら (STORY-1はこちら)

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